2025.06.18
[DEL]『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』
株式会社ナイキジャパン
公演日: 2022年7月15日(金) 19:30~
すみだトリフォニーホール 小ホール
http://hokusai-tobira.com
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マネやドガ、モネやゴッホ、ルノワール、といった、スーパースターの画家たちがひしめき合っていた時のこと。
彼らは、これまでの芸術家たちが縛られてきた、描写のルールに疑問を持ち始め、葛藤しながら創作活動を続けていた。そんなある時、遥か遠く日本から届いた郵送物の包み紙を見たマネやドガは大騒ぎ。それは北斎の描いたイラスト画だった。表現の自由さに心を動かされ、それからというもの、彼らはこぞって北斎を、そして浮世絵を真似るようになり、パリでは日本ブームが巻き起こる。
音楽の世界に於いてもワーグナーが音楽界を支配し、新しい才能も右にならえ状態。ドビュッシーもワーグナーを意識しすぎて葛藤していたが、画家たちの話を聞いているうちに、北斎を感じ取ってゆく。
- 音楽の世界に於いてもワーグナー
- マネやドガ、モネやゴッホ、ルノワール
そして、音楽と絵画の世界を言葉で取りまとめた詩人マラルメによって著された「牧神の午後への前奏曲」で、マネの美術とニジンスキーのダンスを入れ、ドビュッシーはワーグナーの楽劇に並ぶ総合音楽作品を作り上げてゆくのだった。